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ハワイ2週間、アロハシャツ探しと憩いの旅② [ハワイ]

今回のハワイでは
まず最初に、「ベイリーズ」という
超有名ヴィンテージショップに行きました。
いや、今回に限らないな。
いつもハワイに行くと、着いた日の午後には必ず行ってしまいます。
私にとっての聖地ですね。

ご存じない方に説明しておきますと
ここは、おそらく世界で一番ヴィンテージアロハを
ストックしているだろうと思われるお店です。

天井からは、これでもかっていうぐらい
ヴィンテージアロハの名品がぶら下がっています。

ブランド名はよく見えないし、柄もよく見えないので、
どうしても見たいものがあったら、お店の人に頼んで
おろしてもらわなければいけません。

でも買わないのに、あれもこれも、というわけにはいきませんから
めぼしいものだけ。

(ゴメンナサイ。写真がないので、ハワイの風景でも)

で、実際に私が本格的に物色するのは
地上にある回転ラック。
ここにも、結構なヴィンテージが並んでいるのですが
それを片っ端から眺めていきます。

でも高いんだよな。
ペニーズ(JCペニーズのことです)の1950年代の日本製のアロハ
(ヴィンテージの中では廉価版ってカンジのもの)が
なんでも$199。
なんとアバウトな値段の付け方!

日本だったら、お店で15800円くらい、
安いところで12800円くらいのもんですよ。
こりゃ、かわないわ。

そうそう、前回私が紹介した
パリ・ハワイアンの水色のアロハシャツ。
↓コレね。

コレがなんと$599で売られていたのには参りました!!
高すぎるよ!
そんなに古いものじゃないんだからサ。
(でも、マニアとしては、自分が持っているものが
高く売られていると、なぜか嬉しいんだけどね)

最近、ベイリーズは高くなりましたよ。
以前(3,4年ぐらい前まで)は$50くらいで、
結構掘り出し物があったけど
(私が好きなコットン製ね)、
最近は皆無。
探す楽しみがなくなりました。

ワイキキの古着屋は、夜もやっているから
後回し。

で、日中はオアフ島をドライブしたり、公園で昼寝したり。
↓ これ、カピオラニ公園から見た、ピンクパレスと虹です。

そんなわけで、続きはまた今度。


ハワイ2週間、アロハシャツ探しと憩いの旅① [ハワイ]

超超久しぶり、ホント数カ月ぶりに更新しました。
もう誰も見てくれなくなってしまったと思います。
悲しいけど、自業自得。
今後は、できるだけ頻繁に更新するように努力します。
ぜひまた見てください。

さて、11月に2週間ほど、ハワイに行ってきました。
ベイリーズという超有名店でアロハシャツを見学したり、
フリーマーケットに行ったりして、だらだら過ごしてきました。
私はバイヤーとかじゃないので、気楽なもんです。
いい物があったら買うという感じ。
実際、それほど大した収穫はありませんでしたし。
(みなさん、ハワイに行けばヴィンテージアロハが安く買える、
なんて思ってらっしゃいますが、
決してそんなことはありません。
日本の方がよほどいいものを安く買えます)

で、ひとんちの庭先が、あんまりきれいだったんで、
持っていったアロハを吊して写真を撮ってきました。
もちろんお断りして。

ここんちの主、なんでも、アロハ航空のパイロットだったというおじいさんで、
とても感じのいい人でした。
でも「日本にも空爆に行ったことがある」、なんて、
ちょっと引いてしまう話をしていました。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:パリ・ハワイアン・スタイル
 ▲柄:斜めに連なるハイビスカス
 ▲年代:1950年代後半~60年代初頭
 ▲素材:レーヨン(フジエット)
 ▲ボタンの素材:プラスチック

続きはまた今度。


サーファー柄なんだけど・・・・ [コットンアロハ]

すっかりご無沙汰してしまいました。
読んでくださっているみなさま、ゴメンナサイ。

さて今日は、「サーファー柄」の登場です。

最近、サーフカルチャーがブームで、
サーファー柄ってとっても人気があります。
60年代から70年代の「中ヴィンテージ」でも
ウン万円したりするものがあって、
古着屋さんの店頭で「えっ、マジ?」と思ったりもします。
ちょっと「バブルな匂い」を感じるのは私だけでしょうか?

で、私はそういう高価(というか、釣り上げ価格?)なのは買いませんので、
「イマっぽいサーフ柄」は残念ながら持っていません。

で、マイ・コレクションをチェックしたところ、
こんなのが見つかりました。


★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:ラウハラ
 ▲柄:ハイビスカスとサーファー&ヨット柄
 ▲年代:1950年代後半
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:プラスチック

【柄解説】
ブルーを基調にした、海を感じさせるサーファー柄です。
えっ、どこがサーファー柄?って?
はい、確かにただのハイビスカス柄です。

でもよく見ると、サーファーが隠れているんです。

ほら、ココに。

見えました?

それから帆掛け船とか、アウトリガーカヌー
(安定するように、横に、平行してバーがついているカヌー)なんかも
隠れています。

ハイビスカスが大きすぎるから、それしか見えにくいんですけど、
実は、いろんなものが小さく描き込まれているんです。
(ついでに、海の上なのにヤシの木もあったりして)

自分では「なかなかカッコいいんじゃない?」って思ってるんですけど、
サーフ柄としてはちょっと地味かな?


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「中ヴィンテージ」なら、もっと気軽に着られるか? [レーヨンアロハ]

以前に何度か説明しましたが、
私は、
40~50年代くらいの古いアロハシャツを
「ヴィンテージ」と呼び、
それより少し新しい、50年代後半~60年代くらいのアロハを
「中ヴィンテージ」のアロハと呼んでいます(これはあくまでも私の定義です)。
私は、高価なヴィンテージはあまり持っていません。
その代わり、程々な値段で買える「中ヴィンテージ」をたくさん持っています。

で、私は、コレクションしているアロハは、
もったいないので1枚も着ていません。
丁寧に袋詰めして、分類して、ストックしています。

でも、
いっぱい持っているのだから、少しは着てみようかな?
せめて、着てもそれほど惜しくないものはたまには着てみようかな?
最近、そんなふうに思い始めました。

「ヴィンテージ」はもったいなくて、どうしても着られません。
でも、「中ヴィンテージ」のアロハなら、思い切れば着られるかも?
そう思って、取り出してきたのが、このアロハです。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:ペニーズ
 ▲柄:ダイアモンドヘッドと投網青年の柄
 ▲年代:1950年代後半
 ▲素材:レーヨン
 ▲ボタンの素材:プラスチック

ペニーズのレーヨンアロハは、中ヴィンテージの筆頭格。
手頃な価格で買えて、クオリティもまあまあ。
ヴィンテージの気分もそれなりに味わえます。

プリントがやや雑と言うか、少し安っぽいのと、
市場にたくさん出回っているため、
マニアの間では、評価がやや低いようです。
でも、レーヨンの質感は十分持っているし、
そこそこヴィンテージ感もあるし、
だいいち色だってかなりきれいなので、私は結構好きです。

このアロハでは、王道とも言える「ダイアモンドヘッド」と「ワイキキビーチ」、
そして「網を投げて漁をする青年」などが描かれています。
アロハの雰囲気満点です。

古着屋(ジーンズなどのアメリカ古着を扱う店)さんならたいていどこでも、
(おそらく日本中どこでも)
このようなペニーズのアロハは置いている(それくらい大量に残っている)ので、
「普段着られるヴィンテージが欲しいなあ」、というかたには
絶対におすすめです。

さて、私も、このアロハを「今年の夏の普段着」におろそうと思って
引っぱり出してきました。
でも、いざ着ようと思って眺めていると、やっぱり惜しくなってきました。

「今度、同じ柄のをもう1枚買ったら、これを普段着にしよう」
と自分に言い訳して、
今回もまた、写真だけ撮って、また袋詰めしたのでした。

これじゃあ、いつまでたっても、ヴィンテージアロハは着られそうにありませんね。


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「普段どんなの着てるんですか?」という質問があったので・・・・ [着ているアロハ]

コレクションの中から
お気に入りのアロハを少しずつ紹介しています。
そうすると当然、「派手できれいなアロハ」が中心になってしまいます。

また以前に、「コレクション用と着る用は分けている」とも書きました。
そうしたら、
「普段はどんなの着てるんですか?」というお尋ねがありました。

そこで今回は、私が実際に着ている「お気に入りアロハ」を紹介します。

裏はこんな感じです。


★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:サーフライン
 ▲柄:水彩画風花柄
 ▲年代:1970年代
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:木

今回は、ヴィンテージではないので
あまりウンチクはありません。
描かれているのも、何の花かわかりません。
ゴメンナサイ。

このサーフラインというブランドは、
1960年代にハワイで創業したブランドで、
伝統的なアロハっぽい柄を、あまり作らなかったところ。
「サーフ」というくらいだから、
サーファー向けに作っていたのでしょう(詳細は不明)。
だから、ハワイっぽい柄というより、癒し系的な柄が多いのです。
ちょっと和風なにおいもしますよね。

そういう落ち着いた感じが結構好きで、
サーフラインは何枚か持っていますが、
その中でも特にこの柄がお気に入りです。
赤とかの派手な色が入っていないし、
ブルーのグラデーションなのでジーンズに合わせやすいしで、
結構重宝してます。

生地は、厚手のコットンで、
リバース・プリントという、プリント生地を裏返して使ったもの。
裏返してあるから、余計に柄がボヤけていて、
いいカンジなんです。

ボタンは木製。
この時代のアロハには、この木製ボタンって意外に多いです。

サイズがタイトめなことと、
フルオープン(全開)ではなくプルオーバー(半開き)なところも
私が気に入っているポイントです。

コレクションのヴィンテージアロハを整理していると、
私の体にジャストなサイズのものもいくつか出てきます。
そういうのを見ると、「思い切って着ようかな?」とも思うのですが、
やはりもったいなくて着られません
(着たら洗濯しなくてはいけませんし、
洗濯したら色が褪せてしまうからです)。
そうして今日も、サーフライン系の、色落ちしても惜しくないアロハを
着ることになるわけです。


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ハワイの風景柄アロハでハワイに行った気になる! [ちりめんアロハ]

あ~、ハワイに行きたいっ!
(じめっとしてすっきりしない梅雨時には特にそう思います)
でも行けないっ!

そんな時にはこのアロハ。
このアロハを見て、ハワイに行った気になります。
私にとってこのアロハは、元気を与えてくれる
”癒し系アロハ”なんです。


★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:イオラニ・スポーツウェア
 ▲柄:ダイアモンドヘッドとワイキキビーチ柄
 ▲年代:1950年代中頃~後半
 ▲素材:ちりめんレーヨン
 ▲ボタンの素材:竹

【ブランド解説】
イオラニ・スポーツウェアは、
1954年創業という、いわば後発ブランド。
(1940年代後半に創業したアロハシャツ・メーカーが多い中では、
後発と言えます)
社長は、ケイジ・カワカミという日系2世の人です。

このカワカミさん、ニューヨークの大学を出ているだけあって賢い。
商売がうまいのです。
まず、このブランド(名前と営業権)は、人から買ったもの。
おそらく安く買ったのでしょう。
安く買って利益を上げる。
今どきの投資ファンドみたいなものです。

そしてコンセプトがはっきりしています。
今で言う「選択と集中」というヤツです。
つまり、ハワイの風景(特に遠景)の柄に特化して、
そればかりを、これでもかと言うくらい作ったのです。

そもそも彼が始めた50年代中頃と言えば
アロハシャツの人気も峠を過ぎ、
売れなくなりつつあった時代。
だから、「どうすれば売れるか」をよく考えたのでしょう。
その結果が、「他人がやっていない柄をやって、アイデンティティを築く」
と言うことだったわけです。
ハワイの風景柄って、実はこの人が考案したと考えられているんです。
「アロハタワーの柄」みたいな、
ハワイの観光地を、いくつかコラージュしたような柄はありましたし、
「ダイアモンドヘッドとヤシの木」みたいな柄
(パネル柄と呼ばれます)もありましたが、
人が小さく入ったハワイの風景柄は、このブランドが最初です。

もう、なんか、今どきのビジネス論の先を行ってますよね。
雑誌「プレジデント」で取り上げられてもおかしくないくらいです。

さて、彼は、ハワイの風景柄をたくさん作った後は
潔く方針転換。
今度は綿のアロハばかり作るようになります。

リバース・プリントという、プリント生地の裏を表に使った
アロハシャツを最初に作ったのもこの人らしいです。
(リバース・プリントは、レインスプーナーが有名で、
レインスプーナーが最初と思っている人は多いけれど、
実は違ったんですね)
また、「ジャック・シャツ」という、丈が短い、ブルゾンのようなアロハシャツ
(以前に紹介したシャツを見てください。
こういうのが「ジャック・シャツ」です。
http://blog.so-net.ne.jp/aloha-shirt-mania/2005-05-23
を最初に作ったのもこの人です。
ともかくアイデアマン。
そんな風にして、後発なのに、60年代には、
このイオラニが、ハワイのトップブランドにのし上がっていくのです。

【柄解説】

このブランドの風景柄アロハでは、
地色が青系のものが、圧倒的に多いです。
水色を使って海を表現しているわけで、
当然と言えば当然なんですが。
でもだからこそ、とてもうつくしいわけです。
(ちなみに他のブランドには、海なのに、黄色とか茶色とか、あげくは赤とかを
使っているところもあります)


このシャツでは、水上スキーをしている人たちは
とても小さく描かれています。
イオラニ・スポーツウェアの風景柄の場合、
人物はとても小さく描かれるのが、大きな特徴です。
人物は、あくまでも風景の一部という扱いです。
ほかにも、
「出航する客船に手を振る人々」とか
「フラを踊るフラガールのグループ」とかの柄があります。
ここにも、ブランドのアイデンティティを貫こうとする意志が感じられます。

このブランドが開拓した「ハワイの風景柄アロハ」は
1950年代後半に盛り上がり、
そして60年前後を境に、作られなくなります。
飽きられたのでしょうか?
個人的にはとても残念です。
もっと多くの種類を作ってもらいたかった・・・・。
私はこの手の柄が好きなので、違う柄を見るとつい買ってしまいます。
(ヴィンテージ好きの大半は、
もっと柄が大きくて、色がヴィヴィッドなシャツを好むのですが)

この夏も、当分ハワイには行けそうもありません。
だから今日も、「ハワイの風景柄アロハ」をながめては
ハワイを訪れる日を夢見ているのです。


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"ヘンな英語"満載の、ポップな柄のアロハシャツ [コットンアロハ]


今日は、ポップな柄を紹介します。

こういうポップな柄は、
1960年代後半から70年代前半頃にかけて
主にカリフォルニアで作られました。

例えば、パイナップルで有名なドールのキャラクターの女性
(ポスターなどで見たことがある人も多いのでは?)や
ハワイ航路のマトソンラインの広告で描かれたフラガールなど
かわいらしくてポップなイラストは昔からハワイにもありましたが、
そのようなポップなイラストがこの時期、
アロハシャツの柄として登場してくるのです。
「デューク・カハナモク」ブランドの「サック・ゼム・アップ」柄などは
特に有名です。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:サン アイランド
 ▲柄:「ピジン・イングリッシュ」柄
 ▲年代:1960年代後半
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:プラスチック


【柄解説】
さて、この柄は、名付けて「ピジン・イングリッシュ」柄。
「ピジン・イングリッシュ」というのは、日系人などが話していた
ブロークン・イングリッシュのこと。
日本語などの母国語の単語を混ぜて話す"ヘンな"英語のことです。

ここには、そういう、ネイティブ・スピーカーからは意味不明な英語が記され、
それと一緒に、ポップなイラストがたくさん描かれています。


「パウハナ・タイム」は「そろそろ仕事を終える時間だ」の意味。
「ナイス・カイン・クム」は「カワイイ女の子」という意味だそうです。

ちなみに、このカイン(KINE)と言う言葉は
ハワイの日系人のオバアサンなどが
ダ・カイン(da kine)みたいな形で、よく使う言葉です。
これは、カインド=kindのことだと聞いたことがあります。
「そんなような」という意味だと私は理解しています。

それはともかく、
ここには、サシミとか、イチバン、ベンジョとか
ホントにいろいろな日本語が紹介されていますねえ。

それで思い出しました。
私は以前、ハワイで自炊して、お弁当を持ち歩いていたことがあるのですが、
その弁当を見て、ハワイ在住のあるアメリカ人(白人)が
「ベントー」という単語を普通に理解し、
別の、本土から来たアメリカ人(白人)に「ランチボックスのことだ」と
説明していたことを思い出します。
こういう日本語由来の単語はハワイにしっかり浸透しているのです。

ここで話はさらに脱線します。
私は、これも以前、
ハワイで、日系人、特に老人の間で使われている
「化石のような日本語」を聞き書きしている日本人に会ったことがあります。
失われていく言葉を書き留めて、辞書を作ろうとしているという話でした。
とても面白い試みだと思いました。

そんないろいろなことを思い出させてくれるこのアロハシャツは
結構、私のお気に入りなのです。


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60年代にはちょっと変わったアロハが登場 [コットンアロハ]

アロハシャツは1930年代中頃に登場し、
1950年前後に全盛を極めました。
ところが、50年代後半には(飽きられてしまったのか)
アロハシャツの人気は去り、
ハワイの人もあまり着なくなったようなのです。

そして60年代に入ると、
「ペイズリー」柄のような普通の柄(つまりハワイっぽくない柄)の
プリントシャツの方がオシャレだ、都会的だと思われるようになり、
人気はそちらの方へと移っていったのです。
(そのような幾何学柄のプリントシャツが、
ニューヨークなど、アメリカ本土で流行していたことも影響したようです)

それと共にアロハシャツの方も
いかにもという派手な色や柄は影を潜め、
抽象的な幾何学模様の柄(ハワイ原住民の民族衣装「タパ」で使われた模様のため、
「タパ柄」と呼ばれます)や、茶色などのダークな色調が主流になっていきます。
色や柄の選び方に苦労したのでしょう。

そんな中、生まれてきたのが、この「カクテル柄」です。
洋書などにも紹介され、密かに人気の高い柄です。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:パラダイス ハワイ
  (ほかに「ロス・サザランド」ネームのものもあり)
 ▲柄:「カクテル」柄
 ▲年代:1962年
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:メタル

裏にもカクテルは続いています。

拡大するとこんな感じ。

この柄が登場したのは1962年ですが、
それより前の1959年には、
カハラという有名なアロハシャツメーカーが、
「バーカウンターの上にたくさんのカクテルが並んでいる柄」を作っており、
そちらが「カクテル柄」の元祖と言えそうなのです。
つまり、こちらは、アイデアを拝借して生まれた可能性があるのです。
いずれにしても、ハワイの花や風景といった、
それまで主流だった、いかにもハワイ的なテーマから離れた、
「間接的にハワイっぽい柄」が出てきたという意味で、
アロハシャツ史上、画期的な柄だと、私は思うのです。

ちなみに「マイタイ」は、ハワイに関係のあるカクテルです。

『1944年のサンフランシスコで、レストランオーナーのビクター・J・バーロジンという人物が考案したとされる。これを飲んだタヒチ出身のオーナーの友人がポリネシア語で「Mai tai(最高!)」と言ったところから名前がついた。』
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

また別の説では、
「ロイヤルハワイアンホテル」にある「マイタイバー」で生まれたという説もあります。
http://www.royal-hawaiian.com/japanese/maitai.htm

まあ少なくとも、マイタイはハワイと縁があると言うことでしょう。

今度、ハワイに行く機会があったら、
ぜひマイタイバーでマイタイを飲んで、
この「カクテル柄アロハ」のことを思い出してください。


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「指宿は"日本のハワイ"なのか?」を"指宿アロハ"で考えてみる [コットンアロハ]

今、ちまたではアロハシャツがあついです。

「かりゆしウエア」という、"沖縄のアロハシャツ?"を
小泉首相も着ていたとか・・・・・。
そんな話題を昨日(6月1日)のニュースで
「クール・ビズ」ということで取り上げていました。

でも私に言わせれば、
アロハシャツを「かりゆしウエア」と一緒にするな!と言いたいのです。
だって、「かりゆしウエア」って、開襟シャツっていうだけで
別に「アロハ」っぽくないんだもん。
「ハワイっぽい柄」、どこかにハワイを思わせるものが描かれた柄でなくちゃ
「アロハシャツ」と呼ばないでください。
(多少の例外もありますが・・・・)

さて。
その「クール・ビズ」関連ということで言えば、
指宿市が「アロハ宣言」なるものをしたという話も話題になっています。
(毎年恒例らしいんですが、私は知りませんでした)
http://komutai.blog2.fc2.com/blog-entry-18.html

で、どうして指宿市とハワイが関係あるの?
どうして指宿市の人がアロハシャツを着るの?
その理由はなナゾだらけです・・・・。
昔の市長が「指宿市は日本のハワイだ!」とでも言ったのでしょうか?

実は、その疑問を解く鍵がココにあります。

じゃ~~ん。
その名も
「指宿アロハ」。

はっきり言って、レアです。
超ド級のB級アロハです!

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:なし
 ▲柄:「指宿いわさきホテル」柄
 ▲年代:1970年代?
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:プラスチック

【柄解説】
「IBUSUKI IWASAKI HOTEL」「IBUSUKI KANKO HOTEL」という文字が
入っているところから、
そのホテルで制服として使われていたものでしょう。
(あるいは、お土産で売られていたのでしょうか?)
指宿岩崎ホテルは、指宿観光ホテルの新館として作られ、
その後、すべてが「指宿いわさきホテル」となったようです。
詳しくはこちらを。
http://ibusuki.iwasakihotels.com/


有名な「ワイキキビーチとダイヤモンドヘッド」の図柄を
そのまま指宿に置き換えてます!(爆笑)
その正体はと言うと、
「天然砂むし」(天然のサウナ)ができるという指宿の浜と、
遠くに見える知林ヶ島(ちりんがしま)という島、という組み合わせです。
ちなみに「天然砂むしは世界で指宿だけ」らしいです。
http://ibusuki.iwasakihotels.com/serv/suna.html


記念植樹でしょうか?


ホテルでフラダンス(ゆったりとした「フラ」じゃなくて
豪快に踊る「ポリネシアンダンス」)を見せるのが
ウリだったのでしょうか?


開聞岳とゴルフコース。
調べてみたら「指宿ゴルフクラブ・開聞コース」というものらしいです。
まあ、ハワイに行ってゴルフするのが
日本人のおじさんのおきまりですから
ある意味、「ハワイっぽい」のかもしれません。

つまり、指宿は「なんとな~くハワイに似ている」ということで
強引に「指宿は日本のハワイ」と言うことにしてしまったみたいです。
そしてこのシャツも、その「なんとなくハワイ」な風景を描いた
「なんとなくアロハシャツ」というわけです。

こんなかっこいいアロハシャツがあるんだから、
指宿の人、ぜひ「指宿アロハ」作って、
みんなで着て、みんなで売ってください!


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キンバリーってパイナップルじゃないの? [ファイヤーキング]

hanaさんのブログを見ていたら
見たこともないファイヤーキングがいっぱい紹介されていて、
集めているものは違うけれど、
同じ「コレクター」として、とても興味をそそられました。

私はhanaさんのように
ファイヤーキングをコレクションしているわけじゃありません。
でも、見ているうちに、
唯一持ってるファイヤーキングの話をしたくなった次第。
そんなわけで、急遽、ファイヤーキングのお話。
今回も、アロハの話はお休みです。

さてと。

私はアロハシャツ好きが高じて、ある時から、
ハワイアナ(ハワイ関係の古い雑貨)にも手を出すようになってしまいました。
ハワイに行くと、アロハスタジアムやワイキキのアンティークショップで
ハワイアナを探すのを楽しみにしています。

で、アロハスタジアムで買ったのがこのファイヤーキング。

「あ、パイナップル形のカップだ!」と一目惚れして
イエローとグリーンの2色・4個を買いました。
もちろん日本で買うより、ずっとお得な値段で。

ところが、その後、
ファイヤーキングのことをいろいろ知るようになると
このカップが「キンバリー」というモデル名であることや、
南アフリカのダイヤモンドの採掘で有名な「キンバリー」にちなんで
付けられた名前であること、
つまりモチーフは、「パイナップル」ではなく
「ダイヤモンド」だということ、
などを知りました。

がっくり・・・・。

でもいいんです。
私にとってはこれは、誰がなんと言おうと
「パイナップル」なんですから。

同じ時、アロハスタジアムで買ったのがコレ。

パイナップル形の、陶器のソルト&ペッパーです。

裏には「JAPAN」のシールが貼られています。

おそらく60年代くらいのものでしょうか?

こうやって両方を見比べてみると
グリーンとイエローの「キンバリー」も
セットで見れば十分、パイナップルに見えてきませんか?

え、見えてこないって?

Coca Cola / FEDERAL GRASS
フェデラル社のマグさんは、相変わらずです。色白で、他社のミルクガラスのマグさんに比べてやっぱり薄く、プリントとのコントラストがはっきりくっきりしています。そー見えないのは、カメラマンの腕が悪いせい。す、すみません。コーヒー入れると色黒になっちゃうのです。

ファイヤーキングでもコカ・コーラのADマグさんはあるのですが、なかなかレアで見つからない上に非常にお高いマグさんです。いつか・・・きっと・・・多分・・・とは思っていますが、WEBで見つけたフェデラル社のコカ・コーラマグさんも案外なかなかカワイイ出来なのですヨ。残念なのは、よーく見ないとコカ・コーラだとわからない点。では、よーくご覧ください。

 ※ここまで寄ってもまだ見にくいの

どーでしょう、見えましたかね?コーラのロゴの上に、かすかにではありますが「Enjoy」の文字も一応入っているんですヨ。アメリカのトラックなのに、この絵のトラックにはボンネットがないのです。ちょっとガッカリ。

両面に同じプリントが入っていますが、取っ手と逆方向へどちらも頭が向いています。ペイント・ロスがあるよーに見えますが、コレはそーゆー柄みたいです。状態自体はとーっても良いマグさんなのです。

それにしても、このマグさんはまた、ドカーンとしてます。ハンドルの形のせいか、それとも寸胴な体系のせいか。見た目通りで、大柄さんです。直径こそDハンドルより5mmほど小さいですが、高さは約1cm高く、9オンスマグさんに迫る勢い。ものすごーく、偉そうで威張ってるみたいに見えます。

でも、こーゆーのを見ると安心したりもします。ファイヤーキングもパイレックスも確かに大量生産だしミルクガラスなんですけど、「オシャレ」なイメージが大きくて。だから、こんな風に「デカけりゃいいのさ」っぽいマグさんを見ると、これぞアメリカンだーって思う次第なのです。飲み終わる前に冷めちゃうわヨ。ほら、日本で配布されるADマグさんの中にも、「デカッ」って思うのはあるでしょ?つくづく「ADマグなんだなぁ」って感心してしまうのです。



後ろのコカ・コーラのおまけが2つ増えました。先日のフリマで発見です。クマさんがマフラーを巻いていて季節感を無視していますが、どーぞお気になさらずに。

背の高いグラスは、リサイクルショップで見つけて2ヶ購入。日本製で多分現行品だと思いますが、置いた時の雰囲気が良かったのでお連れしました。もっと欲しくて後日行ったら、既に完売。無念です。

 



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