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サーファー柄なんだけど・・・・ [コットンアロハ]

すっかりご無沙汰してしまいました。
読んでくださっているみなさま、ゴメンナサイ。

さて今日は、「サーファー柄」の登場です。

最近、サーフカルチャーがブームで、
サーファー柄ってとっても人気があります。
60年代から70年代の「中ヴィンテージ」でも
ウン万円したりするものがあって、
古着屋さんの店頭で「えっ、マジ?」と思ったりもします。
ちょっと「バブルな匂い」を感じるのは私だけでしょうか?

で、私はそういう高価(というか、釣り上げ価格?)なのは買いませんので、
「イマっぽいサーフ柄」は残念ながら持っていません。

で、マイ・コレクションをチェックしたところ、
こんなのが見つかりました。


★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:ラウハラ
 ▲柄:ハイビスカスとサーファー&ヨット柄
 ▲年代:1950年代後半
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:プラスチック

【柄解説】
ブルーを基調にした、海を感じさせるサーファー柄です。
えっ、どこがサーファー柄?って?
はい、確かにただのハイビスカス柄です。

でもよく見ると、サーファーが隠れているんです。

ほら、ココに。

見えました?

それから帆掛け船とか、アウトリガーカヌー
(安定するように、横に、平行してバーがついているカヌー)なんかも
隠れています。

ハイビスカスが大きすぎるから、それしか見えにくいんですけど、
実は、いろんなものが小さく描き込まれているんです。
(ついでに、海の上なのにヤシの木もあったりして)

自分では「なかなかカッコいいんじゃない?」って思ってるんですけど、
サーフ柄としてはちょっと地味かな?


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"ヘンな英語"満載の、ポップな柄のアロハシャツ [コットンアロハ]


今日は、ポップな柄を紹介します。

こういうポップな柄は、
1960年代後半から70年代前半頃にかけて
主にカリフォルニアで作られました。

例えば、パイナップルで有名なドールのキャラクターの女性
(ポスターなどで見たことがある人も多いのでは?)や
ハワイ航路のマトソンラインの広告で描かれたフラガールなど
かわいらしくてポップなイラストは昔からハワイにもありましたが、
そのようなポップなイラストがこの時期、
アロハシャツの柄として登場してくるのです。
「デューク・カハナモク」ブランドの「サック・ゼム・アップ」柄などは
特に有名です。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:サン アイランド
 ▲柄:「ピジン・イングリッシュ」柄
 ▲年代:1960年代後半
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:プラスチック


【柄解説】
さて、この柄は、名付けて「ピジン・イングリッシュ」柄。
「ピジン・イングリッシュ」というのは、日系人などが話していた
ブロークン・イングリッシュのこと。
日本語などの母国語の単語を混ぜて話す"ヘンな"英語のことです。

ここには、そういう、ネイティブ・スピーカーからは意味不明な英語が記され、
それと一緒に、ポップなイラストがたくさん描かれています。


「パウハナ・タイム」は「そろそろ仕事を終える時間だ」の意味。
「ナイス・カイン・クム」は「カワイイ女の子」という意味だそうです。

ちなみに、このカイン(KINE)と言う言葉は
ハワイの日系人のオバアサンなどが
ダ・カイン(da kine)みたいな形で、よく使う言葉です。
これは、カインド=kindのことだと聞いたことがあります。
「そんなような」という意味だと私は理解しています。

それはともかく、
ここには、サシミとか、イチバン、ベンジョとか
ホントにいろいろな日本語が紹介されていますねえ。

それで思い出しました。
私は以前、ハワイで自炊して、お弁当を持ち歩いていたことがあるのですが、
その弁当を見て、ハワイ在住のあるアメリカ人(白人)が
「ベントー」という単語を普通に理解し、
別の、本土から来たアメリカ人(白人)に「ランチボックスのことだ」と
説明していたことを思い出します。
こういう日本語由来の単語はハワイにしっかり浸透しているのです。

ここで話はさらに脱線します。
私は、これも以前、
ハワイで、日系人、特に老人の間で使われている
「化石のような日本語」を聞き書きしている日本人に会ったことがあります。
失われていく言葉を書き留めて、辞書を作ろうとしているという話でした。
とても面白い試みだと思いました。

そんないろいろなことを思い出させてくれるこのアロハシャツは
結構、私のお気に入りなのです。


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60年代にはちょっと変わったアロハが登場 [コットンアロハ]

アロハシャツは1930年代中頃に登場し、
1950年前後に全盛を極めました。
ところが、50年代後半には(飽きられてしまったのか)
アロハシャツの人気は去り、
ハワイの人もあまり着なくなったようなのです。

そして60年代に入ると、
「ペイズリー」柄のような普通の柄(つまりハワイっぽくない柄)の
プリントシャツの方がオシャレだ、都会的だと思われるようになり、
人気はそちらの方へと移っていったのです。
(そのような幾何学柄のプリントシャツが、
ニューヨークなど、アメリカ本土で流行していたことも影響したようです)

それと共にアロハシャツの方も
いかにもという派手な色や柄は影を潜め、
抽象的な幾何学模様の柄(ハワイ原住民の民族衣装「タパ」で使われた模様のため、
「タパ柄」と呼ばれます)や、茶色などのダークな色調が主流になっていきます。
色や柄の選び方に苦労したのでしょう。

そんな中、生まれてきたのが、この「カクテル柄」です。
洋書などにも紹介され、密かに人気の高い柄です。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:パラダイス ハワイ
  (ほかに「ロス・サザランド」ネームのものもあり)
 ▲柄:「カクテル」柄
 ▲年代:1962年
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:メタル

裏にもカクテルは続いています。

拡大するとこんな感じ。

この柄が登場したのは1962年ですが、
それより前の1959年には、
カハラという有名なアロハシャツメーカーが、
「バーカウンターの上にたくさんのカクテルが並んでいる柄」を作っており、
そちらが「カクテル柄」の元祖と言えそうなのです。
つまり、こちらは、アイデアを拝借して生まれた可能性があるのです。
いずれにしても、ハワイの花や風景といった、
それまで主流だった、いかにもハワイ的なテーマから離れた、
「間接的にハワイっぽい柄」が出てきたという意味で、
アロハシャツ史上、画期的な柄だと、私は思うのです。

ちなみに「マイタイ」は、ハワイに関係のあるカクテルです。

『1944年のサンフランシスコで、レストランオーナーのビクター・J・バーロジンという人物が考案したとされる。これを飲んだタヒチ出身のオーナーの友人がポリネシア語で「Mai tai(最高!)」と言ったところから名前がついた。』
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

また別の説では、
「ロイヤルハワイアンホテル」にある「マイタイバー」で生まれたという説もあります。
http://www.royal-hawaiian.com/japanese/maitai.htm

まあ少なくとも、マイタイはハワイと縁があると言うことでしょう。

今度、ハワイに行く機会があったら、
ぜひマイタイバーでマイタイを飲んで、
この「カクテル柄アロハ」のことを思い出してください。


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「指宿は"日本のハワイ"なのか?」を"指宿アロハ"で考えてみる [コットンアロハ]

今、ちまたではアロハシャツがあついです。

「かりゆしウエア」という、"沖縄のアロハシャツ?"を
小泉首相も着ていたとか・・・・・。
そんな話題を昨日(6月1日)のニュースで
「クール・ビズ」ということで取り上げていました。

でも私に言わせれば、
アロハシャツを「かりゆしウエア」と一緒にするな!と言いたいのです。
だって、「かりゆしウエア」って、開襟シャツっていうだけで
別に「アロハ」っぽくないんだもん。
「ハワイっぽい柄」、どこかにハワイを思わせるものが描かれた柄でなくちゃ
「アロハシャツ」と呼ばないでください。
(多少の例外もありますが・・・・)

さて。
その「クール・ビズ」関連ということで言えば、
指宿市が「アロハ宣言」なるものをしたという話も話題になっています。
(毎年恒例らしいんですが、私は知りませんでした)
http://komutai.blog2.fc2.com/blog-entry-18.html

で、どうして指宿市とハワイが関係あるの?
どうして指宿市の人がアロハシャツを着るの?
その理由はなナゾだらけです・・・・。
昔の市長が「指宿市は日本のハワイだ!」とでも言ったのでしょうか?

実は、その疑問を解く鍵がココにあります。

じゃ~~ん。
その名も
「指宿アロハ」。

はっきり言って、レアです。
超ド級のB級アロハです!

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:なし
 ▲柄:「指宿いわさきホテル」柄
 ▲年代:1970年代?
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:プラスチック

【柄解説】
「IBUSUKI IWASAKI HOTEL」「IBUSUKI KANKO HOTEL」という文字が
入っているところから、
そのホテルで制服として使われていたものでしょう。
(あるいは、お土産で売られていたのでしょうか?)
指宿岩崎ホテルは、指宿観光ホテルの新館として作られ、
その後、すべてが「指宿いわさきホテル」となったようです。
詳しくはこちらを。
http://ibusuki.iwasakihotels.com/


有名な「ワイキキビーチとダイヤモンドヘッド」の図柄を
そのまま指宿に置き換えてます!(爆笑)
その正体はと言うと、
「天然砂むし」(天然のサウナ)ができるという指宿の浜と、
遠くに見える知林ヶ島(ちりんがしま)という島、という組み合わせです。
ちなみに「天然砂むしは世界で指宿だけ」らしいです。
http://ibusuki.iwasakihotels.com/serv/suna.html


記念植樹でしょうか?


ホテルでフラダンス(ゆったりとした「フラ」じゃなくて
豪快に踊る「ポリネシアンダンス」)を見せるのが
ウリだったのでしょうか?


開聞岳とゴルフコース。
調べてみたら「指宿ゴルフクラブ・開聞コース」というものらしいです。
まあ、ハワイに行ってゴルフするのが
日本人のおじさんのおきまりですから
ある意味、「ハワイっぽい」のかもしれません。

つまり、指宿は「なんとな~くハワイに似ている」ということで
強引に「指宿は日本のハワイ」と言うことにしてしまったみたいです。
そしてこのシャツも、その「なんとなくハワイ」な風景を描いた
「なんとなくアロハシャツ」というわけです。

こんなかっこいいアロハシャツがあるんだから、
指宿の人、ぜひ「指宿アロハ」作って、
みんなで着て、みんなで売ってください!


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【ハワイ】インターナショナル・マーケット・プレースって意外に楽しいですよ! [コットンアロハ]

ハワイ好きのみなさん、こんにちは。

突然ですが、「インターナショナル・マーケット・プレース」って
ご存じですか?

モアナホテルとロイヤルハワイアンSCの斜め前にあって
ワイキキ・ビーチコマーホテルの隣にある地帯。
カラカウア通りを歩いていると、
アクセサリーの屋台をやってる
韓国系みたいなおばさんに
ヘンな日本語で呼び止められるところ。

あの中って、入った人、少ないんじゃないでしょうか?
だって、アヤシい店(屋台)が多いし、
買いたいものもなさそうだし。
最近のガイドブック、見てないから
わからないけど
ほとんど取り上げられてないんじゃないでしょうか?

でもずーっと昔は、とっても活気があって
オシャレな場所だったんですよ。
この場所は、確か1950年代終わり頃
(今すぐには、正確な年月日はわからないけれど)
にオープンしました。
その中には「ドン・ザ・ビーチコーマー」という、
有名なレストランも入っていました。
今でも、この場所の中程まで入っていくと
「原住民の館」みたいな作りの建物
(今はテナントが入っていない)が残っていますが
どうもそれが「ドン・ザ・ビーチコーマー」だったらしいです。

で、今回はその、「インターナショナル・マーケット・プレース」の柄。
おそらく、50年代末~60年代初めには
かなりホットな場所だったので
こんなお土産っぽい柄のアロハシャツが作られたんだと思います。

細々といろんなお店が描かれていて
よく見ると面白いです。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:アイランド・カジュアルズ
 ▲柄:「インターナショナル・マーケット・プレース」柄
 ▲年代:1960年代初頭
 ▲素材:コットンサテン
 ▲ボタンの素材:金属

【シャツ解説】
このシャツは、少しツルっとした
光沢のあるコットン生地、つまり
コットンサテンが使われています。
この生地が使われたのは1960年代前半。
主に日本から輸出されたものです。

また、このシャツは、
実はよく見ると、丈が短く、
裾の両脇にボタンが付いています。
これは当時(60年代前半)「ジャック・シャツ」と呼ばれ
ハワイではかなり流行したデザインなんです。

【ブランド解説】

この「アイランド・カジュアルズ」というのは
「インターナショナル・マーケット・プレース」の中にあったお店。
アロハシャツとかムームーとかの「ハワイっぽい服」を
観光客向けに売っていたお店のようです。
このレーベルの一番下にも
「インターナショナル・マーケット・プレース」
という文字が書かれていますよね。

で、この柄を見ていて思い出したことがあります。
この「インターナショナル・マーケット・プレース」、
ズンズンと中へ入っていくとドンづまりに
「フードコート」があります。
(「ワイキキ・ビーチコーマー」の横か
クヒオ通りのセブンイレブンの横から入った方が
わかりやすいかもしれませんが)
フードコートというのは、
いろんなテークアウトの食堂があって
真ん中に共有のテーブルとイスがある場所です。
ここは、安くっておいしいし
チップのことを考えなくていいからとても便利で
私はよく使うんですが、
そこに、小さな舞台があるんです。
ここでは夜、ちょっとB級ではありますが
フラとか歌とかを聴くことができます。
B級とは言え、とてもアットホームな感じがして
とても楽しいですよ。
個人的には大好きな場所です。
これからワイキキに行く人は
だまされたとおもって、ぜひ行ってみてください。


見ていて楽しくなるアロハ [コットンアロハ]

今回はまた、好きなアロハの話題を。
このアロハも大好きなものの1つです。
確かロサンゼルスのメルローズ通りの古着屋で買ったと記憶してます。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:ロイヤル・ハワイアン
 ▲柄:版画風ノベルティ柄
 ▲年代:1940年代後半
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:竹

【柄解説】
アロハタワー、ヤシの木、パイナップル、ハイビスカス、魚など
ハワイっぽいものをいろいろ並べた、
いかにもお土産っぽい柄(そういう柄を
ノベルティ柄と呼びます)です。
ただしよくあるノベルティ柄との大きな違いは
版画タッチの絵で描かれているところでしょう。
この柄のように、個々のモチーフを
パズルのように整然と並べた柄って
実はこの時代にはあまり多くないのです。
(あったとしてもタパ柄というヤツ)

魚の表情とか、どこかユーモラスですよね?
このいいカンジが好きなんです。

ところで、なぜか「三味線」が描かれているのが不思議。
普通なら、ハワイと言えばウクレレを描くところ。
それともこれは沖縄の「さんしん」?
ハワイには沖縄からの移民が多かったから。
いろいろ想像してしまいます。
そんなところもこの柄の魅力です。

最後に「飛行機」に付いての注釈を。
これは、アメリカ本土からハワイへ渡る手段が
40年代後半に船から飛行機に移っていったから。
つまり「飛行機でハワイに行く」っていうのが
かっこよかったんですね。
だから40年代後半のアロハには
時々飛行機が描かれているんですよ。

いっぱいアロハシャツを見ているけれど
これは、自慢のいい柄です。
でも、素材はコットン製。
コットンだと、マニアからはあまり評価されないんですよね。
それがちょっと残念です。


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和風な柄もシブいッス! [コットンアロハ]

これは、いつ頃買ったか、
正確なことは覚えていませんが、
確か数年前に買ったものだと思います。
レーベル(ブランド名が書かれた帯布)は
最初から付いていませんでした。

50年代後半には、
こういうシブい色使いが好まれたみたいで、
似たような配色のアロハって、かなりあるんですよ。

縦に連なる柄を「ボーダー柄」って呼ぶんですが、
多くはレーヨン素材のもの。
ところがこれはコットンでボーダー柄。
そんなところがちょっと珍しいんじゃないでしょうか。

ちなみに、こういう、60年代くらいのアロハのことを、
私は勝手に「中ヴィンテージ」と呼んでいます。
世間で言う「ヴィンテージ」ほどは古くないけど、
そこそこ古い、「中くらいの古さのヴィンテージ」ってな意味です。
「中ヴィンテージ」にもいい物がたくさんあるんですよ。
ぜひ探してみてください。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:不明
 ▲柄:バードオブパラダイスのボーダー柄
     (これまで竹の柄だと思っていました)
 ▲年代:1950年代後半~60年代前半
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:プラスチック


【柄解説】
青系のグラデーションでシブくまとめ、
金色をアクセントに使っています。
この金色を使ったプリントというのは、年代的には、
50年代後半から60年代前半にかけて流行したらしいもの。
当時としてはゴージャス感があったんでしょうね。

【シャツ解説】
ボタンはプラスチックで安っぽいです。
たぶん、大きなメーカーが作ったものと言うよりは、
小さなメーカーができるだけ安く作って卸した
「廉価版」とか「セール用」だったんじゃないでしょうか? 
ただ、生地の感じ(特に金色を使っているところ)や
縫い方の感じ
(ダブルステッチという、比較的古い縫い方をしています)
から見て、
50~60年代のものと判断しました。

こういう比較的地味な色合いのアロハなら、
オジサンでも着こなしやすいと思います。
地味な分、古着屋さんでも安めで売られていますから、
ぜひ探してみてください。


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ハワイらしい「チャップスイ柄」が好きです [コットンアロハ]

私が特に好きなシャツを紹介します。
ハワイらしいモチーフがちりばめられたシャツです。
こういう柄を、「チャップスイ柄」
(チャップスイって、いろいろな具を混ぜて煮込むものですよね?
そこから付いた名前です)とか
「ノベルティ柄」(お土産柄のこと)と呼びます。

それに、「魚」が描かれているのも好きなポイント。
「魚」柄のシャツは、とっても好きで、結構集めています。

★★今日のお気に入りアロハ★★
 ▲ブランド:「Kona Kai(コナカイ)」
 ▲柄:フラガール&ティキ&魚柄
 ▲年代:1950年代後半
 ▲素材:コットン
 ▲ボタンの素材:バンブー(竹)

【ブランド解説】
「コナカイ」は、
アメリカ本土のスポーツウエア・メーカーである
「Jantzen(ジャンセン)」が展開していたブランド。
通販主体の量販店「シアーズ・ローバック」向けの
「コナカイ」(つまりダブルネーム)なども存在しました。

またジャンセンは、
ハワイのアロハシャツメーカー
「Nani Sportswear(ナニ・スポーツウエア)」を
1950年に買収しているので、
そのルートでアロハシャツのノウハウを得て、
自社の他のブランドに生かしていたのかもしれません。


【シャツ解説】
このシャツは、
フラガール&ティキ&魚をモチーフにして、
その間に葉っぱを敷き詰めた柄になっています。
青年の太鼓に合わせてフラガールがフラを踊る様子と、
ハワイ的な象徴である「ティキ」と「魚」が描かれています。

ちなみにティキというのはポリネシアの神様のことで、
このような像を飲食店に配置した「ティキ・バー」が
50年代にアメリカ中で流行しました。
その影響で、50年代末から60年代はじめにかけて、
多くのブランドがティキ柄のアロハシャツを作ったようです。
ちょっと時代が遅いため、レーヨンのティキ柄はあまり多くはなく、
ほとんどはコットン製です。

そのティキの横に描かれているのは、
「アンセリウム」という熱帯の花。
また、エンゼルフィッシュのような形をした魚は、
ハワイで「キヒキヒ」と呼ばれる海水魚。
どちらもアロハシャツによく描かれる重要なモチーフです。


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