ハワイらしい「チャップスイ柄」が好きです

私が特に好きなシャツを紹介します。
ハワイらしいモチーフがちりばめられたシャツです。
こういう柄を、「チャップスイ柄」
（チャップスイって、いろいろな具を混ぜて煮込むものですよね？
そこから付いた名前です）とか
「ノベルティ柄」（お土産柄のこと）と呼びます。

それに、「魚」が描かれているのも好きなポイント。
「魚」柄のシャツは、とっても好きで、結構集めています。

★★今日のお気に入りアロハ★★
　▲ブランド：「Kona Kai（コナカイ）」
　▲柄：フラガール＆ティキ＆魚柄
　▲年代：１９５０年代後半
　▲素材：コットン
　▲ボタンの素材：バンブー（竹）

【ブランド解説】
「コナカイ」は、
アメリカ本土のスポーツウエア・メーカーである
「Jantzen（ジャンセン）」が展開していたブランド。
通販主体の量販店「シアーズ・ローバック」向けの
「コナカイ」（つまりダブルネーム）なども存在しました。

またジャンセンは、
ハワイのアロハシャツメーカー
「Nani Sportswear（ナニ・スポーツウエア）」を
１９５０年に買収しているので、
そのルートでアロハシャツのノウハウを得て、
自社の他のブランドに生かしていたのかもしれません。

【シャツ解説】
このシャツは、
フラガール＆ティキ＆魚をモチーフにして、
その間に葉っぱを敷き詰めた柄になっています。
青年の太鼓に合わせてフラガールがフラを踊る様子と、
ハワイ的な象徴である「ティキ」と「魚」が描かれています。

ちなみにティキというのはポリネシアの神様のことで、
このような像を飲食店に配置した「ティキ・バー」が
５０年代にアメリカ中で流行しました。
その影響で、５０年代末から６０年代はじめにかけて、
多くのブランドがティキ柄のアロハシャツを作ったようです。
ちょっと時代が遅いため、レーヨンのティキ柄はあまり多くはなく、
ほとんどはコットン製です。

そのティキの横に描かれているのは、
「アンセリウム」という熱帯の花。
また、エンゼルフィッシュのような形をした魚は、
ハワイで「キヒキヒ」と呼ばれる海水魚。
どちらもアロハシャツによく描かれる重要なモチーフです。

コメント 3

初めてブログにきました！　私もアロハが好きでいくつか持っていますが、こんなきれいな柄のアロハはさすがに持っていないですね～。

しかもハワイにも行かれているみたいだ、ホントすごいっすね！
勉強になります☆
by Mr.し～さ～ (2005-06-01 14:33) 

＞Mr.し～さ～さん、こんにちは。

いや、こんなのはまだまだ序の口ですよ。
世の中には、私が持っていない、スゴい柄なんて、
いっぱいいっぱいありますから。
でも、いい柄は、その分すごく高価。
お店や本で見るだけです。
ホント、アロハは奥が深いです。
古着屋さんを回っていると
本でも見たことない柄に出会うことがあります。
そういうとき、高くて買えなくても
見て、触れただけでもＨＡＰＰＹになれるんです。

もしハワイに行く機会があったら
ワイキキのはずれ、カパフル通りにある
「ベイリーズ」というお店に是非行ってみてください。
（場所は、たいていのガイドブックに出ていると思います）
ここは、私が知っている限りで
世界一、ヴィンテージアロハが飾られている店です。
博物館クラスのアロハがいっぱいあるので
ぜひ見てきてください。
by アロハシャツ歴史研究家・角田潤 (2005-06-01 15:14) 

ヴィンテージアロハは持っていませんが、私も夫もアロハシャツは大好きです。
そのうちに、普通のアロハですけれどブログにアップするかもしれません。
アロハシャツマニアさんのコレクションも楽しみにしていますね！
ところで・・ベイリーズのオーナーさんがB&Bをやっていらっしゃるんですよ。
ご存知でしたか？
利用したことはないのですが、お宿探しの最中に見つけたんです。
カハラにある、ちょっと大人の雰囲気のB&Bでした。
by locomoco (2005-06-09 15:47)